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2025/11/15

引戸式?扉式?たわまないLVL素材180cm本棚を徹底比較!上置きでデッドスペースも活用

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引戸式?扉式?たわまないLVL素材180cm本棚を徹底比較!上置きでデッドスペースも活用

「重い本を収納したら、棚板が真ん中からたわんでしまった…」

大切な本を守りたいのに、いつの間にか棚板がUの字になってしまう。これは大容量の本棚を選ぶ際、誰もが直面する大きな悩みです。

本記事では、そんな**「本棚のたわみ問題」を根本から解決する「LVL素材(単板積層材)」を使用した、高さ180cmの本棚**に注目します。

特に、

  1. 省スペースでホコリを防ぐ「引戸式」

  2. 高いインテリア性で中身を隠せる「扉式」

この2つの人気タイプを徹底的に比較し、あなたの部屋や収納スタイルに最適な一冊を見つけるお手伝いをします。

さらに、別売りの**「天井突っ張り式上置き」**を活用し、転倒防止とデッドスペースの有効活用を両立させる方法も解説。

「たわまない頑丈さ」「選べるデザイン」「安心の耐震性」、これらすべてを兼ね備えた理想の本棚選びを、ここから始めましょう。

1. LVL素材の強みとは?「たわまない」を実現する秘密を徹底解説

1-1. LVL(単板積層材)とは?一般的な木材との構造的な違い

LVL(Laminated Veneer Lumber:単板積層材)とは、木材を薄くスライスした「単板(べニア)」を何枚も重ね、繊維の方向をすべて揃えて強力な接着剤で圧着・積層した木質材料です。

一般的な無垢材や集成材と大きく異なるのは、この**「繊維方向を揃える」**という点にあります。この製法により、LVLは以下のような木材特有の弱点を克服し、非常に高い性能を発揮します。

  • 強度の均一化: 自然木にある「節」などの欠点を取り除き、木材全体の強度にばらつきがなくなります。

  • 反り・割れの抑制: 乾燥収縮が少なく、湿度の変化による反りや歪みが発生しにくい特性を持ちます。

1-2. 重さに負けない!棚板が「たわまない」高い強度と耐久性の根拠

本棚の棚板がたわむ主な原因は、中心部分に集中する本の重さに対する強度の不足です。しかし、LVL素材は一般的な木材の約1.5倍から2倍もの強度があると言われています。

LVLがたわまない秘密は、薄い層を重ね合わせることで木材の強度を補強し、荷重に対する耐久性を飛躍的に高めている点にあります。この高い**「曲げ強度」「寸法安定性」**により、重い専門書や雑誌、アルバムなどを長期間大量に収納しても、棚板がU字型に変形する心配がありません。

その頑丈さから、LVLは住宅の構造材や体育館の梁(はり)など、高い強度が求められる場所にも使われており、「たわまない本棚」を実現するのに最適な素材なのです。

1-3. 知っておきたいLVL素材のデメリットと本棚選びの注意点

非常に優れた特性を持つLVL素材ですが、購入前に知っておきたい注意点もあります。

項目

詳細

本棚選びの注意点

コスト

製造工程に手間がかかるため、一般的に安価な木質材料(パーティクルボードなど)に比べると価格が高くなる傾向があります。

長期的なコストパフォーマンス(たわまず長持ちする)を考慮して判断しましょう。

見た目

複数の単板を接着しているため、無垢材のような自然な木目や風合いを求める方には、人工的な印象を受ける場合があります。

商品のデザインをよく確認し、インテリアの雰囲気に合うかをチェックしてください。


2. 【基本スペック比較】引戸式と扉式の違いを一目でチェック

ここからは、高さ180cmのたわまない本棚を、設置後の使いやすさという観点から「引戸式」と「扉式」の2タイプに分けて比較します。

2-1. 扉の開閉方法がもたらす「省スペース性」と「開放感

比較項目

引戸式(スライド式)

扉式(開き戸)

開閉に必要なスペース

不要(扉が横にスライドするため)

必要(扉を開ける分の空間が手前に必要)

開閉時の視認性

一度に片側の棚しか見えない(扉が重なる部分ができるため)

一目で全体が見渡せる(扉を全開にできるため)

おすすめの設置場所

通路沿い、ベッドや机の横、ワンルームなど手前に空間が少ない場所

リビング、書斎など開閉スペースが確保できる場所

2-2. 180cm高本棚の「総収納量」と「適した本のサイズ」

高さ180cmの本棚は、一般的な成人女性の目線の高さよりも高く、圧倒的な収納力を誇ります。

  • 総収納量: 扉の構造による大きな差は出ませんが、引戸式は扉の重なり部分のデッドスペースができるため、ごくわずかですが扉式の方が効率的な場合があります。

  • 適したサイズ: LVL素材の棚板は頑丈なため、文庫本から大型のA4ファイルや専門書まで、どのタイプでも安心して収納できます。特に棚板の奥行きを確保できれば、重みで棚板がたわむ心配がないのがLVL製本棚の最大の強みです。

3. 設置場所で選ぶ!「引戸式」がおすすめなケースとメリット

3-1. 狭い部屋や通路沿いに最適!引戸式の「省スペース」設計

引戸式本棚の最大のメリットは、扉が横にスライドして開閉するため、扉を開けるための前方スペースが一切不要な点です。

  • ワンルームや寝室: ベッドやデスクが近くにある狭い空間でも、デッドスペースを作らず設置できます。

  • 通路沿い: 人の行き来がある廊下や通路脇でも、開閉時に邪魔になることがありません。

扉を引く力もほとんど必要ないため、体が不自由な方や小さなお子様でも楽に開閉できるという利点もあります。

3-2. ホコリや日焼けから本を守る!引戸式の「密閉性」の高さ

スライド式の扉は、本の収納部に比較的しっかりと蓋をする構造になっているため、外部からのホコリの侵入を防ぎやすいというメリットがあります。

また、本棚を窓際に設置せざるを得ない場合でも、扉を閉めておけば直射日光が当たりにくく、大切な本の背表紙の日焼けや劣化を防ぐ効果も期待できます。頻繁に出し入れしないコレクション本や貴重な資料の収納にも適しています。

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https://mihama-kagu.com/products/list?category_id=227


4. 収納力と見た目を重視するなら「扉式」が最適な理由

4-1. 生活感を完全に隠せる「高いインテリア性」

扉式本棚は、扉を閉めてしまえば、中にどんな本や雑多なものが収納されているかを完全に隠すことができます。

  • リビングや客間: スタイリッシュな扉デザインの本棚は、まるで壁面収納や飾り棚のように見え、生活感を抑えた高いインテリア性を発揮します。

  • 整理整頓が苦手な方: 中身が見えないため、多少収納が乱れていても気にならず、お部屋全体をすっきりと見せることが可能です。

4-2. 棚板を全開!「本の出し入れのしやすさ」と「整理整頓の効率」

扉式は、開閉時にスペースが必要な代わりに、扉を全開にすれば収納している本を一目ですべて見渡すことができます

本のタイトルを比較したり、頻繁に本を移動・整理したい場合など、収納全体へのアクセスが良い扉式は非常に効率的です。また、本の出し入れがスムーズに行えるため、日々の読書習慣を快適にサポートします。



5. 高さを活かす!「天井突っ張り式上置き」で実現する耐震性と大容量収納

5-1. 地震対策の要!天井突っ張り機構による転倒防止効果

高さ180cmのハイタイプ本棚は、重さがある分、地震による転倒リスクが非常に高まります。そこで重要になるのが、別売りの**「天井突っ張り式上置き」**です。

上置きは、本棚本体の上に設置し、内蔵された突っ張り金具で天井と本棚をしっかりと固定します。これにより、家具が天井と一体化し、地震の揺れが発生した際の本棚全体の転倒を強力に防止する「耐震機能」の役割を果たします。

5-2. デッドスペースを逃さない!上置きの効率的な活用法

上置きは、本棚の上に生まれる天井までのわずかな空間(デッドスペース)を有効活用できる優れた収納スペースです。

  • 収納するもの: 転倒時の危険を避けるため、上置きには軽量なもの使用頻度の低いものを収納するのが基本です。例として、思い出のアルバム、年賀状などの書類、季節の飾り、オフシーズンの雑誌などが挙げられます。

  • 壁面収納化: 本棚本体と上置きを組み合わせることで、まるで造り付けのような美しい**「壁面収納」**が完成し、部屋全体の収納効率を飛躍的に高めます。


6. 後悔しない選び方:あなたの用途に合う「たわまない本棚」を見極めるポイント

6-1. チェックリスト:収納したい本の重さ、量、サイズ別の最適解

最終的な購入決定のために、ご自身の蔵書と設置場所に合わせて以下のポイントをチェックしましょう。

用途・状況

引戸式がおすすめ

扉式がおすすめ

設置場所

通路沿い、ベッド脇など、手前にスペースがない場所。

リビングや書斎など、スペースに余裕がある場所。

本の種類

貴重な資料、コレクション本(ホコリ・日焼け対策)。

頻繁に読む本、中身を見やすく整理したい本。

部屋の見た目

扉が重なる部分ができても問題ない。

中身を完全に隠し、部屋をスタイリッシュに見せたい。

どのタイプを選んでも、LVL素材が採用されているため、「棚板がたわむ」というストレスから解放されることは保証されています。

6-2. 賃貸でも安心!天井突っ張り式上置きの設置時の注意点

突っ張り式上置きは、天井に穴を開けることなく設置できるため、賃貸住宅でも利用可能です。ただし、設置時には以下の点に注意しましょう。

  1. 天井高の確認: 本棚本体(180cm)と上置きを合わせた高さが、設置場所の天井高と適合するか、事前に必ず採寸してください。

  2. 天井を傷つけない工夫: 突っ張る部分に厚めのフェルトやクッション材を挟むことで、天井にへこみや傷がつくのを軽減できます。

  3. 突っ張り圧の調整: 力を入れすぎると天井を傷める原因になります。金具のバネが効いている状態を保ちつつ、家具がグラグラしない適切な圧で固定しましょう。


記事の結論(まとめ)

LVL素材の採用により、従来の木製本棚の最大の弱点であった「たわみ」を克服した本棚は、あなたの読書環境を快適に変えてくれます。引戸式、扉式のどちらを選ぶにしても、ご自身のライフスタイルと設置スペースに合わせて選ぶことが、長く快適に使うための鍵となります。

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